レインリリーで待ってる





「な、何すんのよ!?」




そう言って、しゃがんだまま私を見る明日菜に、私は言った。




「それはこっちのセリフよ! 明日菜、あんた、公生くんに告白したんだってね!?」




明日菜は、「どうしてそれを?」としゃがんだまま私に聞いた。




「……直接、公生くんから聞いた。さっきね。今、私の家に来てるんだー、公生くん」




「常盤くんが優衣の家に来てる?」




その言葉を聞くと、明日菜の目つきが変わった。





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