レインリリーで待ってる
こ、この女、ひどすぎる。
最低すぎる。
鬼畜過ぎる。
「そしたら、ふふっ、『俺はお前と付き合う。俺の口から優衣が好きだって言うために』って。あっはっはっはっ! これまた傑作。でも、その宣言は、たった今、私が崩したようなもんだけどね……ふふっ」
私は、明日菜の胸倉を掴んで、思いっきりグーで殴った。
「明日菜……あんたって奴は!!!」
倒れた明日菜に乗りかかった。
それでも尚、明日菜は笑っている。
「言い忘れてたけど、私、常盤くんとキスもしちゃったんだよねー」
き、キス?
明日菜が公生くんとキス?