レインリリーで待ってる





「まあな。他に吸っとる奴おるで?」




悪びれもせず、学校で堂々と煙草を吸っている加持くんに、私は驚きを隠せなかった。




「……学校にばれたら大変だよ?」




「まあ、そうやなー。もし、優衣にばらされたら、良くて停学、最悪、退学になるかもなあ……」




そして、加持くんは、煙草の火を消しながら言った。





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