レインリリーで待ってる
レインリリーで待ってる
公生くんと別れてから、私はその足で明日菜の家に向かった。
もう迷いはない。
明日菜と仲直りをする。
本当は、ずっとそうだった。
明日菜と仲直りをしたかった。
でも、あんなことをした手前、どうしていいかわからなくて。
本当は、誰かに背中を押してもらいたかったんだと思う。
それを公生くんがしてくれた。
私の一番大好きな人、常盤公生くんが。