レインリリーで待ってる





美術の時間で、自分の家の表札を作るという、授業があった。




その時、明日菜から「優衣も私の家によく来るし、家族の似顔絵に入れてあげるね?」と言われ、明日菜の隣に私の似顔絵も書いてくれた。




あの時は、「なにこれ、全然似てないじゃんー」なんて、言ったけど、本当はすごく嬉しかった。




明日菜は私にとって、唯一理解し合える友達だった。





< 240 / 269 >

この作品をシェア

pagetop