レインリリーで待ってる





「なあ、ちょっと聞いてほしいんやけど……」




加持くんがふとそんなことを言って、私と明日菜の間に緊張が走った。




「何だよ?」




公生くんだけが、冷静。




明日菜は、加持くんを怖い目で睨みつけ、私は私で冷汗が止まらない。




「連絡先、交換せん?」





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