┣短┫諦めたい…
教室に戻って自分の席から、空を眺めていた。


いつの間にか村チャンがいて、HRが始まっていた。


「転入生です。」村チャンがそう言った瞬間、羽未は逃げ出したくなった。


でもそんなことは許されない。



「ガラガラ」

さっきの人が入ってきた。


「初めまして。東京からきた、伴野渉です。
これから1年間よろしくお願いします。」


ッて。

三年前と変わらない、優しい透き通った声での自己紹介。


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