宮野先輩が大好きなんです!
先輩!好きです! 杏子side
私は食堂のドアから顔をのぞかせた。
目線の先にいるのはもちろん…
私が想いを寄せる宮野先輩!
今日も好物のオムライスを召し上がっています…
「あ〜なんてかっこいいの…」
すると、隣にいた幼馴染の西田真由が呆れたようにため息を吐いた。
「いい加減、そんなストーカーじみたことやめたら…?
嫌われる…ってか訴えられるわよ」
「いいもん!いずれ私が先輩の彼女になってやるんだからー!」
真由ちゃんは、もうやってられないとでもいうように天を仰いだ。
私はそんなことお構いなしに先輩のストー…観察を続ける。
容姿端麗、運動神経抜群、成績優秀…
スラッと高い背にクールときたら女の子が放っておくわけがない。