交わらない赤い糸
もう平野に会えない?
ー美央sideー
「…もうすぐ春かぁー…」
退院の日。
刺されて入院してから2ヶ月が経ち、2月の中旬。
「とりま退院祝い行っとく?」
「せやなー!焼肉とか?」
「ナイス夏目!♡」
「…あ、ごめん。私今日予定あんねん」
2ヶ月間、平野を見ることはなかった。
会いたいって思えば思うほど涙が溢れて、ほんまに私なんかが好きになってええ人ちゃうんやって…
そう実感した。
「…美央︎、怪我治るまでバイトは休んどき?」
「治ったから退院してるんやってー、笑」
「せやけど…」
「…もう、忘れるから」
「…ほんまに?」
「…関わったらあかん人やったんや」
一目惚れなんてするもんちゃうな…。
好きになったんがアイドルで、運命なんか寒い言葉信じてた。
「さっ!焼肉行こー♪」
「…お、おう!」
私たちは、前と変わらぬ生活に戻った。
「…もうすぐ春かぁー…」
退院の日。
刺されて入院してから2ヶ月が経ち、2月の中旬。
「とりま退院祝い行っとく?」
「せやなー!焼肉とか?」
「ナイス夏目!♡」
「…あ、ごめん。私今日予定あんねん」
2ヶ月間、平野を見ることはなかった。
会いたいって思えば思うほど涙が溢れて、ほんまに私なんかが好きになってええ人ちゃうんやって…
そう実感した。
「…美央︎、怪我治るまでバイトは休んどき?」
「治ったから退院してるんやってー、笑」
「せやけど…」
「…もう、忘れるから」
「…ほんまに?」
「…関わったらあかん人やったんや」
一目惚れなんてするもんちゃうな…。
好きになったんがアイドルで、運命なんか寒い言葉信じてた。
「さっ!焼肉行こー♪」
「…お、おう!」
私たちは、前と変わらぬ生活に戻った。