鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
俺の家族と、彼女(瀬田優斗)
「文化祭の写真が出来たんだけどさ、お前ってさ……」
大量の写真を手に、兄貴が話しかけてきた。
「何?」
今日の夕飯はご飯に味噌汁に、野菜炒めに揚げ出し豆腐に焼き魚。
ザ・和食だ。
目の前には母さん。斜め前には珍しく早く帰宅した父さんが座っている。
「ほー、文化祭か。雅斗、写真係だってそう言えば言ってたもんな」
父さんが魚の身をほぐしながら言う。
「見たい見たい!
お母さんもお父さんも文化祭行けなかったから!」
「あぁ、知り合いの結婚式だって言ってたもんね。
ほらこれ」
はしゃぐ母さんに、写真を渡して兄貴が俺の隣に座った。
「雅斗のクラス、喫茶店したの?」
「そう。で、こいつらのとこはお化け屋敷だったらしい」
「へぇ~、今時はいろいろあるのねぇ」
写真を一枚一枚捲りながら、母さんはニコニコと楽しそうだ。
兄貴は母さんの言葉に相槌をうったり、聞かれたことに答えたりしている。
大量の写真を手に、兄貴が話しかけてきた。
「何?」
今日の夕飯はご飯に味噌汁に、野菜炒めに揚げ出し豆腐に焼き魚。
ザ・和食だ。
目の前には母さん。斜め前には珍しく早く帰宅した父さんが座っている。
「ほー、文化祭か。雅斗、写真係だってそう言えば言ってたもんな」
父さんが魚の身をほぐしながら言う。
「見たい見たい!
お母さんもお父さんも文化祭行けなかったから!」
「あぁ、知り合いの結婚式だって言ってたもんね。
ほらこれ」
はしゃぐ母さんに、写真を渡して兄貴が俺の隣に座った。
「雅斗のクラス、喫茶店したの?」
「そう。で、こいつらのとこはお化け屋敷だったらしい」
「へぇ~、今時はいろいろあるのねぇ」
写真を一枚一枚捲りながら、母さんはニコニコと楽しそうだ。
兄貴は母さんの言葉に相槌をうったり、聞かれたことに答えたりしている。
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