鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
正直助かった。
こんな大きなプールで、一人で美空を守れるのか心配だったから。
分かって鈴木は言ってくれたのだろう。
俺は、鈴木にありがとう、と目配せした。

「折角だから、誰かもっと、誘おうよ!」

鈴木が気を利かせて提案する。
知り合いが多ければ多いほど、安心だし、楽しい。

「う~ん、じゃあ高橋あたり?」

おーい、高橋!
呼ぶとすぐ来た、即効で来た。
こいつ、さては話を聞いてたな?
< 110 / 434 >

この作品をシェア

pagetop