鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
俺の家族と、未来設計図(瀬田優斗)
「優斗、あんた将来のこととか考えてるの?」
「何、突然」
「ほら、雅斗は大学進学決めたじゃない?
で、受験だーって毎日勉強頑張ってるけど。
あんた高校出たらどーするのかなーって」
高校2年生の2学期。
母さんが突然聞いてきた。
高校にクラス替えはなく、美空と俺は相変わらずで、しかも隣の席だ。
「高校卒業と同時に入籍、就職」
「なにそれ? 本気?」
言い切る俺に、母さんは目を丸くした。
「何、突然」
「ほら、雅斗は大学進学決めたじゃない?
で、受験だーって毎日勉強頑張ってるけど。
あんた高校出たらどーするのかなーって」
高校2年生の2学期。
母さんが突然聞いてきた。
高校にクラス替えはなく、美空と俺は相変わらずで、しかも隣の席だ。
「高校卒業と同時に入籍、就職」
「なにそれ? 本気?」
言い切る俺に、母さんは目を丸くした。