鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「気持ちはわからんでもないが、見てるくらい、許してやれよ。
お前が暴れたら、大変なことになる。

狙ってる奴らじゃないんだし、綺麗な花を愛でてるだけなんだよ、仲間内で。
お前、1年から3年まで200人、睨みをきかせて歩くつもりか?」

それでやつらの気持ちを逆なでしたら、えらい目に遭うのはお前じゃなくて、美空ちゃんだぞ?

最後の兄貴の言葉に、俺はいやがおうにも納得せざるを得なかった。
確かにそうだ。

俺という彼氏がいるのもわかっているし、見ているだけで満足。
そんなやつらにつっかかったら……。

見てるのもだめなのか! 
ならいっそ無理にでも立花美空を……!
と、なり得るかも知れない。
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