鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「分からないって顔してるけど……。
まぁ、興味なさそうだもんな、お前。

こちらも学年問わず、あ、ついでに学校問わず。
100人くらいだったかな?」

ため息をつきながら、兄貴はコーヒーにシロップとミルクをひとつづつ入れた。
俺は、ブラックのまま一口すする。
俺のファンクラブ?
知らねぇっての。

「何で?」

「知らねぇよ」

コーヒーをかき混ぜながら、一言そう返されても。
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