鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「立花さん、あれじゃあもう、何も言えないね」

「何言っても恥ずかしく愛されちゃうもんね」

「きっと、寒いねってコートでも着ようとしたら、また瀬田君に抱きしめられちゃうね」

「俺があっためてあげるからって?
きゃー!」

「コートより俺にしとけ。
俺は美空専用のコートだ!
って?
きゃー!」

笑ってはしゃぐクラスメイトの声が聞こえる。
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