鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
鈴木さんが、いつものように遠慮なく我がクラスにずかずかと入ってきた。
そして他の誰も入れない甘い空間にも、ずかずか入っていった。

言葉はキツいが、天使のようだ。
俺たちは、瀬田を止めることが出来ないからな。
あの甘い空気にすら、近づきたくはない。

鈴木さんの存在は、正直かなり助かる。
本当に天使に見える。
俺たちの窮地を救う天使だ。

「あ、天使鈴木ちゃん」

高橋が呟いた。
< 241 / 434 >

この作品をシェア

pagetop