鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「ね、キミ……。
大丈夫……?」

あまりの美少女にドギマギしながら、俺はもう一度声をかけた。

「……くぅ……」

「え、寝てる……?」

小さな声が口から漏れた。
わぁ、声まで可愛い……って、違う!

12月の夜。
寒いし暗くて危ないのに。
どうしてこの子はこんなとこで一人、寝ているんだろう。
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