鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「えーっと、いいか?」

「はい?」

そこへ、料理をもった店長さんが現れた。

「そんなに甘い空気を出されると、声かけづらい。
瀬田、職場では遠慮しろ」

「あ、すいません。
店長、今俺、プロポーズに成功しました」

祝って下さいよ、と、瀬田君は嬉しそうに報告した。

「へー、ほー。
まだ高校2年生のクセに、生意気なやつだ。

まぁいい。就職確定祝いも兼ねて、祝ってやる。
ここの勘定はタダだ。
後で食後のデザートとドリンクも出してやろう」

わ、店長臨機応変太っ腹!
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