鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
その罰ゲーム、なによ?(鈴木ありさ)
「わ、ありさ!」
「ん? どうしたの、そんなに慌てて」
親友の美空が、珍しく慌てて走ってこちらへ向かってくる。
放課後、わたしは掃除当番でゴミ捨てに行って、教室に戻るところだった。
今日は心地良い陽気だな~とか、思いながらのんびり歩いていた。
ま、片手には空のゴミ箱を持ってたりするんだけど。
それにしても、のんびりで動作の鈍い美空は、普段走ったりしない。
どうしたってんだろう。
そんなにヨレヨレして……。
転ぶわよ? 大丈夫?
「もしかして今からここに瀬田が来るかもなんだけど……。
あたしのこと聞かれたら、知らないって言ってね?!」
ねっ!!
と、もう一度美空はわたしに念を押して、物陰に隠れた。
「ん? どうしたの、そんなに慌てて」
親友の美空が、珍しく慌てて走ってこちらへ向かってくる。
放課後、わたしは掃除当番でゴミ捨てに行って、教室に戻るところだった。
今日は心地良い陽気だな~とか、思いながらのんびり歩いていた。
ま、片手には空のゴミ箱を持ってたりするんだけど。
それにしても、のんびりで動作の鈍い美空は、普段走ったりしない。
どうしたってんだろう。
そんなにヨレヨレして……。
転ぶわよ? 大丈夫?
「もしかして今からここに瀬田が来るかもなんだけど……。
あたしのこと聞かれたら、知らないって言ってね?!」
ねっ!!
と、もう一度美空はわたしに念を押して、物陰に隠れた。