鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
それにしても、親公認で泊まりの温泉旅行、と。
高橋が喜びそうなネタだな……。
ちらりとそちらに目をやれば、やっぱりというか何というか。
興味津々でキラキラとした瞳を、二人に向けていた。

「ど、どうだった? 瀬田!」

高橋が、発言する。

これ、ホームルームなのか……?
3学期も、我がクラスはこのイチャイチャな二人に振り回されて、始まるのか。
あ、主に瀬田に。
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