鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「いらっしゃ~い! あ! 
ありさちゃん、ひさしぶりね!」

「ご無沙汰しています」

「あらまぁ改まって。しっかりしてるのねぇ。
美空も見習ってほしいわぁ」

ふふふ、と、カウンターに誘導される。
隣では、もぉっと美空が頬を膨らませていた。

「これねぇ、今度店で出そうか悩んでいるの。
味見して、感想を言ってくれると助かるわ」

美空とあたしの前にはパイ。
それと、紅茶が二つ。
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