鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「あのな、瀬田!
昨日まで好きだった物を、急に手放すことってできるか?!」
「え?
まぁ、難しい、かも?」
「だろ? だから、未だに俺たちは、立花をそっと見守っているんだ」
「……あのなぁ、怖いよ」
そりゃあ、弟も警戒するわけだ。
美空ちゃん本人に自覚はなさそうだし、とにかく、危ない目にあわないように、優斗、お前が守ってるんだな?
「見守るだけなら良いけどな?
何かしでかすんじゃないぞ?」
「時々危ないのがいるんだが、瀬田の弟にやっつけられてる。
しかし本当に付き合っているとは……ショックだ……」
「……」
なんていうか、大変そうだな、優斗。
俺は、意外なところから、弟の苦労を見たような気がした。
昨日まで好きだった物を、急に手放すことってできるか?!」
「え?
まぁ、難しい、かも?」
「だろ? だから、未だに俺たちは、立花をそっと見守っているんだ」
「……あのなぁ、怖いよ」
そりゃあ、弟も警戒するわけだ。
美空ちゃん本人に自覚はなさそうだし、とにかく、危ない目にあわないように、優斗、お前が守ってるんだな?
「見守るだけなら良いけどな?
何かしでかすんじゃないぞ?」
「時々危ないのがいるんだが、瀬田の弟にやっつけられてる。
しかし本当に付き合っているとは……ショックだ……」
「……」
なんていうか、大変そうだな、優斗。
俺は、意外なところから、弟の苦労を見たような気がした。