ロンリーがーる
しばらくシーンとして。
それで5秒後にようやくー

「わあああああああああああああああああああああああああああああっ!?」
「わっ!?……びっくりしたー…」
「え、な、なんっ、何であんた達、こ…こに?!?」
「えと。今まで私達を尾行してたのって。貴女ですか?」

たらたらと汗が出ていた。

ーやっぱり…。
もしかして、隠れてるつもりだったのかな?
バレバレだよね。あれ。

目がぐるぐるとまわって混乱しているのは…キレイな水色の髪で左右の輪っか型のお団子ヘアーの
2年生の先輩だった。
ネクタイが紺色だから、そうだ。
ちなみに、一年生はこげ茶、三年生は黒である。

「あの?大丈夫ですか?あと。何の用だったんですか?」
「え!?そ、それは……そうね!ちょっと、付いてきなさい」
「?は、はぁ…」




それから何故か校舎に戻り、4階ーつまり最上階にまであがって。

とある部室に、やってきた。

え?
こんな部室、あったっけ?
ドアの上を見ると。


〝アニメ同好会〟


…ア、アニメ同好会!?
こんなの、あったっけ!?

「なーに初めて見たっていうよーな顔してんのよ。
部活説明会でやったでしょ。
まさか、覚えてないの?」

当たり前だ。
私はもともと、帰宅部、って決めてたから。

「それで、あんた達には、入部してもらうから。」

「「……………………………………………………………はい?」」

「いいから、中、入って入ってー」

「「は、はぁ」」
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