お気に入り同期と恋人ごっこ
「あ・・・それはないね」
「そんな自信たっぷりに言わないでくれる?
わかんないよ
男の勘だけど 太田さんは
上野の事好きだと思うよ
もし上野も太田さんがいいな~と思ったら
いつでもいいなよ
恋人ごっこの事を説明するから」
「ありえないし・・・」
「まぁ
そうなったらそうなったらで・・・
上野の気持ちを知りたい」
だ・か・ら!!!あり得ないんだって!
誠も冗談で『早く別れろ!』とか言うけど
別れた彼女をまた好きになるとかね・・・
ないし!
「あたしは・・・太田さんとか
考えてないし あり得ないし
・・・と言うことで
今晩楽しみにしておくね」
在庫整理のために
あたしは倉庫へと言ったのだった。
今回は遅れることもなく
時間通り落ち合って
韓国料理を食べに行った。
サムギョプサル すごく美味しい。
「どう?旨いだろ?」
「うん!幸せっ!」
「Tシャツが完売したらまた
どこか食いに行くか?」
「うん!今度はフルコース
なんてね」
目標は半分
半分売れれば満足。
今回は普通に送ってもらって
さよならをしたのだった。