お気に入り同期と恋人ごっこ
「い・いいですけど
汚い・・・ですよ」
シドロモドロ そして
片付けておけばよかった
と後悔。
いつも実家に居るときから
母に言われてた
『不意のお客さんとか
来るかもしれないから
いつも綺麗にしなさいよ
物を出したら有ったところに片付ける!』
ってね。
「少々の汚いのは大丈夫!
ゴミ屋敷じゃなければね」
あ・・・それは大丈夫。。。かな。
お客様用のパーキングに止めて
あたしの部屋へ
まさかの展開に足が震えてきた。
大好きな奥野さんが
あたしの部屋に・・・。
「ちょっとここで待ってて
ヤバイ物があったらいけないから」
「ヤバイ物って何?気になるな!」
着いて入ろうとする奥野さんを
『いいからここで待っててください!』
と阻止をして 一応確認しないと
服を脱ぎ捨ててるかもしれないし
朝バタバタしてて食べたものを
そのままに してるかもしれないし
あたしの印象これ以上
下げるわけにはいかないからね。
中 確認オッケイ!
全然大丈夫だった!
「どうぞ」
「お邪魔しまーす!」
1DKの狭い部屋だけど
意外と広いし想像してたのより
何倍も綺麗だとお誉めの言葉を頂いた。
「それはどんな汚いのを
想像してたのでしょうか?」
つつっこむあたし。