私が幸せになるまで。


あのヤンキー達は中学二年生らしく、とても大人に見えた。

あれから毎日三人とメールをしていた。





そしてまた、祖母の家に預けられる日。



嫌で嫌で仕方なかった。


私は、リョウマくんにメールして、またあのゲームセンター行った。


男の人ばかりだったから、みんな私をチヤホヤしてくれた。

リョウマくん達はゲームセンターに毎日入り浸ってるみたいで、店員のおじさんと仲が良かった。

UFOキャッチャーを無限モードにして遊ばせてくれたり、ジュースをくれたりした。

夜になるとみんなでバイクに乗って、夜景の見える場所に行った。


その時も、もちろんリョウマくんとニケツ。

背中にしがみついた。


やっぱり、あの少しきつめの香水が、心地よい。

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