私が幸せになるまで。
中学生
私は、中学、高校と上がれるエスカレーター式の私立小学校に通っていた。
小学生を卒業後、そこを退学し地元の公立中学校に通い始めた。
奈美達とは、ちょうど入れ替わりだったけど、同じ中学校だった。
私は晴れて中学生になった。
あの奈美と同じ、赤い帯のセーラー服を着て。
入学すると、私は有名人か何かだったかと思うほど、みんな私を覗きに来た。
奈美や、リョウマくん達と一緒にいると目立たないけど、こんな芋みたいな連中といると、やっぱり私は、派手で、可愛くて、目立っちゃうんだと再確認した。
同級生の子達が子供に思えた。
かなり見下していた。