私が幸せになるまで。
「どう?学校。」
いつもの溜まり場で奈美がタバコを吸いながら尋ねてきた。
「え〜、普通じゃん?
香那可愛いからやっぱり目立つみたい。」
「何言ってんだ。
まつ毛ひじきでまじやべぇよ。」
奈美が馬鹿にしたように笑った。
「うっせ。」
私もつられて笑う。
その隣で、リョウマくんは心配そうにしていた。
それもそうだと思う。
正直私はモテた。
リョウマくんは、地元じゃ有名なヤンキーだったけど、そのリョウマくんと付き合ってるのを知っていても、何度も告白をされていた。
その度に、リョウマくんにバレて、二度と手を出さないように約束をさせられていたから。
それが増えると思うと、不安になるのも仕方なかったのかな。