【完】恋のおまじないNo.1
急いで玄関に向かうと、カズマに呼ばれた。



「とりあえず行けば、後はなんとかなる」



「えーっ。顔も洗ってないのに」



「誰もゆめの顔なんか見てねーから、そのままでいんじゃね?」



そういう問題じゃないの~!



「うー」



「駅まで一緒に行くか?」



カズマからの、信じられない一言。



「うん!」



中学の頃をおもいだすよ。



あのときは、一緒に通ってたよね。



「行くぞ」



有無を言わさずあるきだす。



「ちょっと、待って!」



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