【完】恋のおまじないNo.1
ガラッ。
扉が開く音と共に現れたのは、同じクラスの桃ちゃんだった。
優しい性格の、控えめな女の子。
胸まである黒髪を、ふたつにくくっている。
「宇佐美さん、あのっ…」
声を出したかと思うと、真っ赤になって黙りこんでしまった。
どうしたのかな?
桃ちゃんは普段あまり話さないし、緊張しちゃったかな?
「どうしたの?先生があたしを呼んでる?」
先読みして言ってみたつもりが、ブンブンと首を横に振っている。
違ったか~。
なんて言おうか考えていると、桜ちゃんがあたしの側に来てビラを指差した。
「これっ…お願いしたいの!」
「えっ、これ!?」
扉が開く音と共に現れたのは、同じクラスの桃ちゃんだった。
優しい性格の、控えめな女の子。
胸まである黒髪を、ふたつにくくっている。
「宇佐美さん、あのっ…」
声を出したかと思うと、真っ赤になって黙りこんでしまった。
どうしたのかな?
桃ちゃんは普段あまり話さないし、緊張しちゃったかな?
「どうしたの?先生があたしを呼んでる?」
先読みして言ってみたつもりが、ブンブンと首を横に振っている。
違ったか~。
なんて言おうか考えていると、桜ちゃんがあたしの側に来てビラを指差した。
「これっ…お願いしたいの!」
「えっ、これ!?」