【完】恋のおまじないNo.1
「そうなんだ…」



そうなら、何度言っても無駄かもしれない。



ふたりは合いそうって思うのになぁ。



「たまには、いいのかな。真面目な子と付き合うのも…」



「そうだよ、すっごくいいと思う」



諦めかけていたけど、光が見えた!?



「けどなー…もっかい俺から声かけるのもな。チャラいと思われる?」



「そんなことないよ。ちゃんと考えてくれたんだって嬉しくなる」



桃ちゃんなら、飛び上がって喜ぶよー!



「そか。大人しそうだし全然タイプじゃないんだけどさ…なのに断ったことに罪悪感が残ってて、今どうしてるか気になるって、なんだろうな。これって恋かな」



恋だよーっ、恋に違いない!



「うん、多分そうだよ。放課後、その子と帰ってみたら?」



「そうだな、後でクラスに行ってみる」



きゃ~!



急展開だよ!



桃ちゃんに、今すぐ知らせたい。



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