【完】恋のおまじないNo.1
放課後になっても、ゆめからの返事はなかった。
帰るために教室を出ると、うちのクラスの前に桃ちゃんがいた。
紫藤に用事?
あいつ急いで部活に行ったからな。
俺を見つけると、軽く会釈する。
声かけておこうか。
そう思っていたら桃ちゃんから話しかけてきた。
「あのっ、桜庭くん」
「…なんか用?」
条件反射でいつも女子にする態度になってしまった。
いや、こんな言い方したらゆめに怒られるよな。
あいつの友達なのに。
案の定、桃ちゃんもビビってる。
「ああっ、やっぱりいいの」
「悪い、つい。どした?紫藤のことかな」
すると、コクリと小さく頷いた。
帰るために教室を出ると、うちのクラスの前に桃ちゃんがいた。
紫藤に用事?
あいつ急いで部活に行ったからな。
俺を見つけると、軽く会釈する。
声かけておこうか。
そう思っていたら桃ちゃんから話しかけてきた。
「あのっ、桜庭くん」
「…なんか用?」
条件反射でいつも女子にする態度になってしまった。
いや、こんな言い方したらゆめに怒られるよな。
あいつの友達なのに。
案の定、桃ちゃんもビビってる。
「ああっ、やっぱりいいの」
「悪い、つい。どした?紫藤のことかな」
すると、コクリと小さく頷いた。