【完】恋のおまじないNo.1
「んだよ…」




「カズマも優しいところあるんだね。ありがと」




ぶわっ…。




照れるから、そーいうこと言うなよな。




頬が熱くなって、そんな顔を見られるのも嫌でぷいっとそっぽを向く。




すると、後ろから悲しそうな声が聞こえてきた。




「お礼言われて反対向くんだ?カズマ~、そういう態度よくないよ。あたしはいいけど、他の子にしちゃダメだよ」




あたしはいいけどって、なんだよ。




こっち向いてよって言えば、向くのに。




「あれ、どうして顔が赤いの?熱?」




「わあっ!!」




いつの間にか俺の顔を覗きこんでいる。




びびっ…びびった!!





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