【完】恋のおまじないNo.1
ふたりっきりなのにsideカズマ
sideカズマ
待ってよう、なんて提案をしたけどさ。
今更、後悔…。
こんなに広い教室に俺とふたりっきりなのに、しゃがむ距離が近過ぎる。
おい、ゆめ。
自覚あんのか?
顔、すげぇ近いんだよ!!
「桃ちゃん、いつ来るかな。ドキドキっ」
さっきから、やたらと心臓がうるさい。
そんな、ドキドキなんてかわいいもんじゃない。
じっとしてればいいのに、いつも無駄に動きが多い。
顔を左右に振り、その度になんかいー匂いがする。
やば…。
軽く俯き、ため息ひとつ。
俺の動揺、コイツに気付かれませんよーに…。
待ってよう、なんて提案をしたけどさ。
今更、後悔…。
こんなに広い教室に俺とふたりっきりなのに、しゃがむ距離が近過ぎる。
おい、ゆめ。
自覚あんのか?
顔、すげぇ近いんだよ!!
「桃ちゃん、いつ来るかな。ドキドキっ」
さっきから、やたらと心臓がうるさい。
そんな、ドキドキなんてかわいいもんじゃない。
じっとしてればいいのに、いつも無駄に動きが多い。
顔を左右に振り、その度になんかいー匂いがする。
やば…。
軽く俯き、ため息ひとつ。
俺の動揺、コイツに気付かれませんよーに…。