【完】恋のおまじないNo.1
「誰か来たっ、桃ちゃんかな」
「見てやるよ」
ゆめから離れたいのもあって、ドアのすぐ側ににじり寄る。
すると背後からゆめが俺の背中にくっつき両手を置いた肩に、体重を乗せてきた。
お…おいっ。
「ねぇ。今通ったのって、桃ちゃんだった?」
「…………」
顔から火が出そうだ。
とてもじゃないけど、廊下の外を気にしてる場合じゃなかった。
「ねぇ、カズマ?」
「悪い…見えなかった」
「そっかぁ。あっ…なにか、話し声がしない?」
さっきまで静まり返っていた隣の教室から、男と女の話し声が聞こえる。
「あぁ」
「見てやるよ」
ゆめから離れたいのもあって、ドアのすぐ側ににじり寄る。
すると背後からゆめが俺の背中にくっつき両手を置いた肩に、体重を乗せてきた。
お…おいっ。
「ねぇ。今通ったのって、桃ちゃんだった?」
「…………」
顔から火が出そうだ。
とてもじゃないけど、廊下の外を気にしてる場合じゃなかった。
「ねぇ、カズマ?」
「悪い…見えなかった」
「そっかぁ。あっ…なにか、話し声がしない?」
さっきまで静まり返っていた隣の教室から、男と女の話し声が聞こえる。
「あぁ」