【完】恋のおまじないNo.1
相思相愛カップルsideカズマ
sideカズマ
朝の教室は、かなりウザい。
となりの席の女が、毎日朝っぱらから喋りまくる。
たまに俺にも話を振ってくるけど、机に突っ伏し寝たふりで完全スルー。
今日は、女友達に話してるみたいだ。
「今朝、面白いもの見ちゃった」
「えー、なに?」
「1組の宇佐美さん…」
え、ゆめがどうしたって?
思わず、聞き耳を立ててしまう。
「紫藤くんと一緒に歩いてた」
マジかよ…。
あれだけ忠告したのに?
呆れていると、隣の席の女が喋り続ける。
「紫藤くんって、女の子ならほんっと誰でもいいよね。付き合う子に一貫性ないし。今度は、宇佐美さんいっちゃう?」
「全然接点ないじゃんね。宇佐美さんか~…かわいいけど、なんか違うよね」
だよな、俺もそう思う。
完全に紫藤の気まぐれ。
「それに宇佐美さんって、ちょっと頭弱いらしー。おまじないが好きって言ってるらしいよ」
「へー、おまじない…」
朝の教室は、かなりウザい。
となりの席の女が、毎日朝っぱらから喋りまくる。
たまに俺にも話を振ってくるけど、机に突っ伏し寝たふりで完全スルー。
今日は、女友達に話してるみたいだ。
「今朝、面白いもの見ちゃった」
「えー、なに?」
「1組の宇佐美さん…」
え、ゆめがどうしたって?
思わず、聞き耳を立ててしまう。
「紫藤くんと一緒に歩いてた」
マジかよ…。
あれだけ忠告したのに?
呆れていると、隣の席の女が喋り続ける。
「紫藤くんって、女の子ならほんっと誰でもいいよね。付き合う子に一貫性ないし。今度は、宇佐美さんいっちゃう?」
「全然接点ないじゃんね。宇佐美さんか~…かわいいけど、なんか違うよね」
だよな、俺もそう思う。
完全に紫藤の気まぐれ。
「それに宇佐美さんって、ちょっと頭弱いらしー。おまじないが好きって言ってるらしいよ」
「へー、おまじない…」