【完】恋のおまじないNo.1
「だけど、なんでまたビラ作り?仲いいヤツだけで終わらせろよ。そのうち学校中で、インチキ女って呼ばれっぞ?」




カズマは、完全に呆れた顔をしている。




「インチキじゃないってば!ホントに叶うんだから~。この間もね、同じクラスのグループの子が…」




「あ~、電話かかってきた。ゆめ、静かにして」




ぐいと口を押えられ、強制終了。




カズマってば、ホント強引。




ここまでしなくたって、黙りますよーだ。




涼しい顔をして、スマホを操作しているカズマを、ジッと見上げる。



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