【完】恋のおまじないNo.1
「やめろよ」
ゆめに見つめられてることに耐えられなくて、手で軽く振り払う。
「真面目に聞いて~。一緒に帰れるんだよ?後、恋愛運もアップするの」
「わかったって、やってみるから…。お前って、おまじないだけじゃなかったんだな。占いまでやってるんだ?」
「最近始めたの。カードで占うんだよ。カズマと西内さんの相性が、あんまり良くなくて…おまじないは得意だけど、占いは全然当たらないみたい」
自信無さげにヘヘッと笑ってるけど、その占い当たってるから。
片方に、他の人を想う暗示って…それも当たってる。
怖いぐらいに…。
「頑張ってね、カズマ」
「サンキュ。俺、もう帰るから。あとは桃ちゃんと話してろよな」
ふたりを残して部屋を出る。
ゆめに自信をつけるためにも、今日は西内と帰るか…。
俺にはおまじないは必要ないけど…こんどあれをゆめにしたら、叶うのか?
教室に戻りながら、俺はそんなくだらないことばかりを考えていた。
ゆめに見つめられてることに耐えられなくて、手で軽く振り払う。
「真面目に聞いて~。一緒に帰れるんだよ?後、恋愛運もアップするの」
「わかったって、やってみるから…。お前って、おまじないだけじゃなかったんだな。占いまでやってるんだ?」
「最近始めたの。カードで占うんだよ。カズマと西内さんの相性が、あんまり良くなくて…おまじないは得意だけど、占いは全然当たらないみたい」
自信無さげにヘヘッと笑ってるけど、その占い当たってるから。
片方に、他の人を想う暗示って…それも当たってる。
怖いぐらいに…。
「頑張ってね、カズマ」
「サンキュ。俺、もう帰るから。あとは桃ちゃんと話してろよな」
ふたりを残して部屋を出る。
ゆめに自信をつけるためにも、今日は西内と帰るか…。
俺にはおまじないは必要ないけど…こんどあれをゆめにしたら、叶うのか?
教室に戻りながら、俺はそんなくだらないことばかりを考えていた。