野崎兄弟のThousand Leaves(あかねいろ Thousand Leaves!番外編)
「夜道は心配だから、帰りは登山鉄道で帰ってね」
と、駅まで送ってもらった。
電車の中で、茜のことを考えた。
本当に強い人は、
地味で平凡で目立たない?
だったら、茜のあれはなんなんだ?
あれが強さじゃないなら、
なんなんだよ?
こわい?
なにを怖がってるんだよ?
「どうして現代に生まれてきちゃったのかな」
現代で良かったじゃん。
昔なら、とっくに死んでる…
雷が落ちてきた。
そうだったのか。
茜は死にたいんだ。
また生き地獄に戻るのが怖いんだ。
オレはなにをした?
『結婚して』
『同居して』
『母ちゃんとしゃべって』
『子供つくって』
『移住して』
そんなの
ウエイトを増やしてただけ…
「バカか…」
バカだバカだって、みんなに言われて、自分でもそうだって思ってたけど、
こんなにバカだと思ったことない。
オレは、茜に「死ね」って言ってたようなもんだ。
『茜が謝るまで待つ』?
なにを謝らせたかったんだ。
あれじゃん。
オレのこと好きじゃなかったって、言ったことをだ。
だけど、それだってオレが言わせたんだ。
と、駅まで送ってもらった。
電車の中で、茜のことを考えた。
本当に強い人は、
地味で平凡で目立たない?
だったら、茜のあれはなんなんだ?
あれが強さじゃないなら、
なんなんだよ?
こわい?
なにを怖がってるんだよ?
「どうして現代に生まれてきちゃったのかな」
現代で良かったじゃん。
昔なら、とっくに死んでる…
雷が落ちてきた。
そうだったのか。
茜は死にたいんだ。
また生き地獄に戻るのが怖いんだ。
オレはなにをした?
『結婚して』
『同居して』
『母ちゃんとしゃべって』
『子供つくって』
『移住して』
そんなの
ウエイトを増やしてただけ…
「バカか…」
バカだバカだって、みんなに言われて、自分でもそうだって思ってたけど、
こんなにバカだと思ったことない。
オレは、茜に「死ね」って言ってたようなもんだ。
『茜が謝るまで待つ』?
なにを謝らせたかったんだ。
あれじゃん。
オレのこと好きじゃなかったって、言ったことをだ。
だけど、それだってオレが言わせたんだ。