野崎兄弟のThousand Leaves(あかねいろ Thousand Leaves!番外編)
神夢くんのママが、弱り果てた顔をした。
「なんだか…夢のように立派なお母様で…ワタシなんかとてもマネできそうにないわ…」
「別に立派ってわけじゃありませんよ」
「ワタシ…からだが弱いものですから」
「母も弱かったですよ。40で亡くなってますからね」
「そ、そ…そうですか。ワタシ…主人がいつ帰ってくるか分からないものですから…外出ができなくて」
「あらそう。じゃあ、早く帰ったほうがよろしいんじゃなくて?」
「…そう。そうですね」
神夢くんのママは、氷の上をすべるように帰って行った。
「容姿には自信があるのね…なにも言ってこなかったわ」
「うーむ」
パパがうなった。
「うちのママは、いいママだ。まったく」
「なんだか…夢のように立派なお母様で…ワタシなんかとてもマネできそうにないわ…」
「別に立派ってわけじゃありませんよ」
「ワタシ…からだが弱いものですから」
「母も弱かったですよ。40で亡くなってますからね」
「そ、そ…そうですか。ワタシ…主人がいつ帰ってくるか分からないものですから…外出ができなくて」
「あらそう。じゃあ、早く帰ったほうがよろしいんじゃなくて?」
「…そう。そうですね」
神夢くんのママは、氷の上をすべるように帰って行った。
「容姿には自信があるのね…なにも言ってこなかったわ」
「うーむ」
パパがうなった。
「うちのママは、いいママだ。まったく」