野崎兄弟のThousand Leaves(あかねいろ Thousand Leaves!番外編)
「かあちゃんかあちゃんかあちゃん!」
「なんでしょうか?」
「明日、ガッコ行くから角煮作って!」
母ちゃんが、眉を寄せた。
「角煮?」
「ベントー、角煮にして!」
「なによ、もう。そんなのお正月しか作らないわよ」
「茜が角煮食べたいって!」
「食べさせてあげればいいじゃない。アナタ自分で稼いでるでしょ」
「母ちゃんのが一番ウマイ!」
「まぁカワイイ子!…でも無理。そんなの作ってるヒマないわ。ホラ、洗濯機が呼んでる。早く干して。次がツカエてるんですから」
「でも茜がさ…」
「そんなに好きなら、一度連れて来なさいよ」
うーん。
でも昨日も急に熱が出て、放課後まで保健室だったし…
「だけど茜は体調悪いときとかあるから…」
「そうなの…?」
「でも必ず連れて来るから!もうオレのこと、かなり好きと思う!」
オレって昔から、モテるからな~。
オレの特集記事、すっげぇカッコ良かった!
見せてあげようと思って保健室に行ったら、
女子がワラワラ付いてきちゃって、
茜がヤキモチやいて「マックに行け!このジャガイモどもが!」って怒鳴られた。
「なんでしょうか?」
「明日、ガッコ行くから角煮作って!」
母ちゃんが、眉を寄せた。
「角煮?」
「ベントー、角煮にして!」
「なによ、もう。そんなのお正月しか作らないわよ」
「茜が角煮食べたいって!」
「食べさせてあげればいいじゃない。アナタ自分で稼いでるでしょ」
「母ちゃんのが一番ウマイ!」
「まぁカワイイ子!…でも無理。そんなの作ってるヒマないわ。ホラ、洗濯機が呼んでる。早く干して。次がツカエてるんですから」
「でも茜がさ…」
「そんなに好きなら、一度連れて来なさいよ」
うーん。
でも昨日も急に熱が出て、放課後まで保健室だったし…
「だけど茜は体調悪いときとかあるから…」
「そうなの…?」
「でも必ず連れて来るから!もうオレのこと、かなり好きと思う!」
オレって昔から、モテるからな~。
オレの特集記事、すっげぇカッコ良かった!
見せてあげようと思って保健室に行ったら、
女子がワラワラ付いてきちゃって、
茜がヤキモチやいて「マックに行け!このジャガイモどもが!」って怒鳴られた。