ろうそくが灯る日に
ガチャ

「はぁ。」

お風呂に入ろう。

「美紅。お風呂沸いて…そうだ。いないんだった。」

楽しかったあの場所もこの場所も美紅がいなければちっとも楽しくない。

ろうそくをつけよう。


ろうそくに火を灯すと、

火は美紅の様に僕を照らしてくれた。

僕にとって美紅は大きな存在だった。

僕は自然と涙がでてきた。

「うっうっうっう。うっうっうっ。うわぁぁぁぁん!!」

泣き叫んだ。

「美紅。美紅。美紅。」

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