幼なじみと甘いキス♡

「えー、黒木と白石の二人には放課後各クラスの実行委員でミーティングをしてもらう。くれぐれも遅れたりするなよ。」


そう言って、黒板の字も消さず、先生は去っていく。


はぁ…ホント最悪…。なんで私が実行委員にならなきゃいけないのよ…。


そう思っていると、海斗が声を掛けてくる。

「あんだよ、何か文句でもあんのか?」

と、不機嫌な様子で私に問う。

こいつ、ホントにわかってないの!?信じらんない…!

私は呆れた様子で海斗を見て聞く。

「ちょっと!なんで私を実行委員にしたのよ!人をまとめるの苦手だって知ってるでしょ!?」

大声で言うが、周りはガヤガヤうるさいのでその大声は周りにかき消される。

「だっておもしろそーじゃん?」

ニッと口角をあげ、またしても悪戯な笑みを浮かべる。

「海斗ぉぉぉ…あんたねぇ…!」
「まぁそう怒んなよ。俺と実行委員になれるなんて滅多にねーぞ?」

そりゃそうだ。実行委員なんてめんどくさいこと、海斗がやるはずがない。なのになんで今回に限って…。

私はもうため息を吐くしかなかった。


「あ、そーいやアレまだだったな」
「アレ?」

私が首を傾げていると、海斗が私の背後に回る。

「ち、ちょっと海斗何を…きゃあ!」

その途端、海斗は私のスカートを捲る。

「おおー今日は白かぁ♡白は清潔でいいぜ♡」

そう、アレとは私のパンツの色チェック。海斗はいつも隙をみては、私のスカートの中を覗く。

「もう!いい加減にしてよね!!」
「いーじゃねーかパンツぐらいよー」
「なんですってーー!!??」

と、いつもの鬼ごっこが始まる。




< 10 / 16 >

この作品をシェア

pagetop