幼なじみと甘いキス♡
「ん…。」
気がつくと目の前に映るのは白い天井。
どうやら保健室のようだ。
すると、カーテンがシャっと開く。
「あ、白石さん目覚めた?貴女、貧血よ。昨日はぐっすり寝た?朝食もちゃんと食べた?」
と、保健室の先生が心配そうに聞いてくる。
そーいえば…。私、昨日わくわくしすぎてなかなか寝れなかったな…。
「まぁ、いいわ。これからはちゃんと寝て、朝食もきちんと食べるのよ。わかった?」
「はい…。」
と、ふとさっきまで会議室にいたことを思い出した。
あれ…?私さっきまで会議室にいたのになんで保健室に…?多分誰かが運んでくれたんだよね?でも、一体誰が…?
疑問に思って尋ねてみる。
「あの…私を保健室に運んでくれたのって誰ですか?」
すると、保健の先生は資料を整理しながら、答える。
「あー、たしか…黒木君って子だったわよ。貴女を抱えて慌てて入ってきたからびっくりしたわ。」
その言葉に私は目を見開く。
うそ…海斗が…?
私が驚いていると、保健の先生がニヤッと意味深な笑みを浮かべながら、
「あ、もしかして貴女の彼氏?」
「ちっ、違います!ただの幼なじみです!!」
と、私は慌てて否定した。
すると更に先生は面白そうに笑みを浮かべる。
「あら、幼なじみから恋人になるのって、そんなに珍しいことじゃないのよ?むしろよくあるパターンだから、貴女たちもそうなるかもよ♡」
「えっ!?」
先生はからかい気味に私に言う。
私と海斗が…?そんな、ないない!あり得ないよ!第一、私海斗のこと別に好きじゃないし、海斗だって…。