幼なじみと甘いキス♡

そして、次は海斗の番だった。海斗はめんどくさそうに立ち上がる。

「黒木です。よろしく。」

それだけ言うとすぐに座った。みんなはそれだけかよ!というように苦笑しながら拍手をしていた。

本当無愛想なんだから……。

私は窓の外を見つめる海斗を見ながらそう思った。

徐々に私の番に近づいていき、いよいよ私の番になった。だか、海斗の前の女の子に気を取られていたので、何も考えてなかった。

やばっ!何も考えてなかった!!えーと…何言おう?

あれこれ考えるが…。

「んじゃ次の人。」

そう言われ、結局何も考えつかないまま自己紹介することとなった。

ええい!ここは気合いだ!!

そう思い、勢いよく立ち上がる。

「し、白石結菜です。南中出身です。えーと…趣味は音楽を聴くことです。よろしくお願いします!」

言い終わると同時に私は座った。


よかった…。何とか言えた…。

< 7 / 16 >

この作品をシェア

pagetop