幼なじみと甘いキス♡

自己紹介が終わると、先生が口を開く。

「えーまたしても入学して早速なんだが…来月に一学年全体を新睦する二泊三日の修学旅行がある。今日はその実行委員を決めたい。」


その言葉を聞き、教室がざわめく。


実行委員か…。まぁ、私には無理よね。人の意見とかをまとめるのって苦手だし…。

そう思いながら、ぼーっと前を向いてると、隣の席から真上に上がる腕が視界に入る。


え…?

まさかと思い、隣を見るとさっきまでふてくされていた海斗が手を挙げていた。


「……俺やる。」


海斗が小さい声で呟く。


みんなはキャーやら、マジ?やら黄色い声や、驚きの声を出していた。私も目を丸くする。


「え、海斗本当にやるの?」
「あんだよ、ダメなのかよ。」
「だって、海斗こういうのめんどくさくて嫌いっぽいから……。」
「バーカ。俺だってたまにはこう思うことだってあんだよ。」

そう言って、ニッと口角をあげる。その悪戯な笑みに、私は一瞬ドキッとした。

いやいや、なんで私ドキッとしてんの!しっかりしろ私!!








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