幼なじみと甘いキス♡

私が自分に言い聞かせていると、


「じゃあ女子で誰かしたい奴はいるかー?」

だが、誰も手を挙げない。こういうときどーするんだろ?と、思っていると___

「結菜、お前やれよ。」
「…は?」


海斗がそう言うと、全員の視線が私に注がれる。

「君は、白石さんか。どうだ?やってみるか?」

と、先生が出席簿で名前を確認しながら言う。

もう!海斗のバカー!!ムリに決まってんじゃん!!


「いや、私ムリです!!まとめるのとかすごい苦手だし…。」
「んなの、みんな一緒だろ。いーからやれよ。」

と、私の意見を無視して、海斗は無理矢理勧める。これ以上何を言っても無駄だと思い、渋々やることにした。

「…じゃあ私やります。」

私はおそるおそる手を挙げる。


「おー、このクラスは積極的な奴が多いな。」

と、黒板に書いてある【黒木】の字の隣に、【白石】と書かれた。






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