腹黒王子と秘密の契約
「その箱の中って、もしかしてドレスが入っているんですか?」
「ええ、そうよ。
これは今日のパレードでセリーナ王妃がお召しになるドレスなの」
とても大切そうに運ばれている箱には、ROSEのブランドマークが記されている。
それを見たリリーが尋ねると、シルヴィアはとても嬉しそうに答えてくれた。
「そうなんですか!?
パレードって…確か王都で行われるんですよね。
それならわたしでも、セリーナ王妃のドレス姿を拝見することができますね。
とっても楽しみです!」
「うふふ、ありがとう。
手直しをしていたら、本番当日になってしまったのよ。
でも満足できるものに仕上がったの。
早くセリーナ王妃に着て頂きたいわ」
ドレスの入った箱を見て、シルヴィアは目を細めながら愛おしそうに話している。
その横顔を見ているリリーも、自然と笑顔になってしまう。
ROSEのドレスがどうしてこんなにもたくさんの女性に愛されているのか、その理由がわかったような気がする。
シルヴィア自身が、自分の手で作り出しているドレスを愛しているから。
憧れの存在であるシルヴィアを眩しく感じながら、リリーはそんなことを考えていた。
「ええ、そうよ。
これは今日のパレードでセリーナ王妃がお召しになるドレスなの」
とても大切そうに運ばれている箱には、ROSEのブランドマークが記されている。
それを見たリリーが尋ねると、シルヴィアはとても嬉しそうに答えてくれた。
「そうなんですか!?
パレードって…確か王都で行われるんですよね。
それならわたしでも、セリーナ王妃のドレス姿を拝見することができますね。
とっても楽しみです!」
「うふふ、ありがとう。
手直しをしていたら、本番当日になってしまったのよ。
でも満足できるものに仕上がったの。
早くセリーナ王妃に着て頂きたいわ」
ドレスの入った箱を見て、シルヴィアは目を細めながら愛おしそうに話している。
その横顔を見ているリリーも、自然と笑顔になってしまう。
ROSEのドレスがどうしてこんなにもたくさんの女性に愛されているのか、その理由がわかったような気がする。
シルヴィア自身が、自分の手で作り出しているドレスを愛しているから。
憧れの存在であるシルヴィアを眩しく感じながら、リリーはそんなことを考えていた。