腹黒王子と秘密の契約
『王室主催』というところを特に強調させるようなクレアの話に、リリーも記憶を甦らせていた。
「あ…去年も少しテレビで放送されてたよね。
覚えてるよ」
「そう、そのパーティー!
そのパーティーにね、今年はわたしも出席できることになったの!」
「え!すごい!」
「そうなの〜!もう、わたし今から楽しみで楽しみで!」
ドレスを胸に抱きしめながら、クレアはうっとりと目を閉じて思いを馳せている。
「お祖母様は毎年招待されているんだけど、今年はわたしにも招待状が届いたの!
これでやっとわたしも、お城での社交界の仲間入りができるのね!」
そのまま頭の中でダンスでも踊っているのか、幸せそうにクルクルと回り出すクレア。
「よかったね、クレア!
でも、だからってこんなにたくさんのドレスを部屋に運ぶの大変だったんじゃない?」
「あら、大丈夫よ。運んだのはわたしじゃなくて、メイド達にお願いしたから」
「あ、それもそうか…」
リリーはクレアの実家にいるたくさんの使用人を思い浮かべて、クレアがお城のパーティーに招待されるような上流階級の人間であることを改めて思い知った。
「あ…去年も少しテレビで放送されてたよね。
覚えてるよ」
「そう、そのパーティー!
そのパーティーにね、今年はわたしも出席できることになったの!」
「え!すごい!」
「そうなの〜!もう、わたし今から楽しみで楽しみで!」
ドレスを胸に抱きしめながら、クレアはうっとりと目を閉じて思いを馳せている。
「お祖母様は毎年招待されているんだけど、今年はわたしにも招待状が届いたの!
これでやっとわたしも、お城での社交界の仲間入りができるのね!」
そのまま頭の中でダンスでも踊っているのか、幸せそうにクルクルと回り出すクレア。
「よかったね、クレア!
でも、だからってこんなにたくさんのドレスを部屋に運ぶの大変だったんじゃない?」
「あら、大丈夫よ。運んだのはわたしじゃなくて、メイド達にお願いしたから」
「あ、それもそうか…」
リリーはクレアの実家にいるたくさんの使用人を思い浮かべて、クレアがお城のパーティーに招待されるような上流階級の人間であることを改めて思い知った。