初恋の独り言
付き合いが悪いと言われますが、上の空では友達に悪いので、理由を作ってごまかし続けました。学校が休みの日に、私は自転車でレンタルショップに、出掛けました。家にいても退屈しないように、DVDでも観て時間を潰したかったのです。レンタルショップに着き、観たいDVDを探して回りました。恋愛ものを二枚と、お笑いを一枚、借りることにしました。もう少し見ようと店内をうろついていると、見覚えのある人がCDを選んでいました。 私はびっくりして、とっさに隠れてしまいました。学校が休みの日にクラスメイトに、会うことは別に不思議なことではないのに、私が一方的に意識してる分 、反応が大袈裟になってしまいます。話しかけようか迷いながら、あなたの周りを、ゆっくりとうろついていました。周りからは不審者扱いされていたかもしれません。しばらく様子を伺い、思いきってあなたの前を、横切ってみました。あなたはすぐに気付いてくれて、名前を呼んでくれましたね。まともに話したことは無くても、毎日学校で顔を合わせるので、気づかない訳がないのですが、嬉しく思いました。私は挨拶をしても、目は合わせれずに、下を向きました。でもあなたと二人で、やっと話せるチャンスだったので、私はドキドキしながらも、好きな音楽や映画のことを、あなたと話始めました。